大蔵村について
最上郡大蔵村は、山形県北部、最上地方の南部に位置する村です。南には月山、葉山などの山々に覆われ、村の中心部は村の北端、最上川付近に集中しています。古くは最上川の舟運の積出港として大変大きな規模を誇っており、中世には清水城が築かれたことで、最上地方南部の領国経営の中心地として栄えました。また、出羽三山へ続く参詣路として舟形街道が通っていました。周辺では酒造業も行われ、さらに南部にある肘折温泉は湯治場として人気を博しました。村の主産業は農業と酒造業で、農業では全国有数のトマトの産地として知られます。こけしの製造でも知られ、さらには肘折温泉などによる観光業も盛んです。