甘楽町について
甘楽郡甘楽町は、群馬県西南部に位置する町で、この地域の遺跡・遺構は旧石器時代からも確認されているため、その始まりは旧石器時代まで遡ります。南北朝時代以降になると、西上野の拠点の一つとしてこの地域は重要視され、各所に城が築城されました。また、この町には国指定の名勝である、楽山園があります。小幡藩二万石の藩邸に付属する県内唯一の大名庭園で、江戸時代初期に織田氏によってつくられたもので、池泉回遊式の借景庭園です。景石の置かれた池を中心に、中島、築山を築き、起伏のある地形を作り出したうえで、複数の茶屋を配してそれらをめぐる庭園としています。歴史的、文化的にも高い価値を持つ庭園として有名です。