南牟婁郡紀宝町は、三重県の南部、紀伊半島の南東部に位置する町で、三重県の南の玄関口となっています。東には熊野灘、北は御浜町、西は熊野市、南は和歌山県と隣接しています。その為、歴史的、文化的にも和歌山県との関係は深く、県域を越えた連携、交流が盛んに行われています。また、熊野川流域、七里御浜にかけては吉野熊野国立公園となっています。さらに、紀伊山地の霊場と参詣道として、町内にある七里御浜、熊野川、御船島の三か所が世界遺産に登録されています。町の主産業は港湾を活用した製紙工場や製材工場といった製造業で、東部には河川流域で水田が開けており、丘陵地ではみかんの栽培も行われています。