大和リビング株式会社

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脱炭素社会の実現に向け、2026年度までにすべての社用車をEV車に切り替えます

2023/02/02

大和ハウスグループの大和リビング株式会社では、脱炭素社会の実現に向け、各事業所で使用している約350台のすべての社用車(ガソリン車)を2026年度までにEV車(電気自動車)に切り替えます。

大和ハウスグループでは、環境長期ビジョン『Challenge ZERO 2055』に基づき、創業100周年を迎える2055年までにカーボンニュートラルの実現を目指しています。その中期的な行動計画となる『エンドレスグリーンプログラム2026』を推進するなかで、各事業所が使用している電力、社用車のガソリンといったエネルギー消費の削減が課題となりました。

そこで当社では他のグループ会社と比べても多くの車両を使用することから、いち早く社用車のEV化に取り組むことを決定。2026年度までに約350台のリース車をすべてEV化していく目標を掲げました。目標初年度となる2022年度(2023年3月)には70台の社用車を再生可能エネルギーで充電できるEVへと切り替えました。

社用車として採用したのは日産のBEV(バッテリー式電気自動車)「SAKURA」

各営業所でお客様の対応に使用する社用車は、従来から狭い住宅地で走りやすい軽自動車を使用してきた経緯から、その使用感や利便性を損なわない日産の『SAKURA』を採用。今後は社用車のみならず、社員が業務に使用している約1250台の自家用車についても、EVへの切り替えを視野に、社内のマイカー手当等の制度を整えていく予定です。

グリーンをキーカラーに使用したグラフィカルなラッピングが目を引く「SAKURA」。ボディには「We Build ECO」とグループで掲げるメッセージを描く。

グループ内で連携し充電スタンドの設置に取り組む

EVの充電スタンドに使用する電気は、建物の中から分岐させて供給するか、目の前の電線から直接引き込んで使用するか、また駐車スペースのうちどの部分に導入するかなど、各駐車場の状況によってさまざまです。さらに、充電設備も種類が豊富でそれぞれメリットデメリットがあります。各事業所やオーナー様との対話を重ね、導入に際し、自社でのコスト負担も行い、まずはスピード感を優先して進めています。

初期の導入を実施した東京・足立営業所では、『D-ROOM』のインターネット設備工事を手掛けているグループ会社『D.U-NET』の協力により、割安での充電器の開発にも成功。グループ内連携により、目標の実現化に向けて試行錯誤しています。

使用者からの乗り心地や使い勝手は高評価

EV車への切り替えが進むなか、実際の使用者からは「ガソリン車の軽よりも今の『SAKURA』のほうが乗りやすい」という声が多く寄せられています。

EVの草創期だからこそ、導入の形に正解はなく、さまざまな試行錯誤をすることにこそ価値がある、という考えのもと、多くの知見を糧に、当社ではこれからもEVに対して前向きな取り組みを継続してまいります。