女性の視点から防犯対策を紹介するシリーズ。今回は「マンション生活で気をつけたいこと」です。

マンションは人の出入りが多く、不審者が侵入する危険性があります。低層階が狙われそうですが、警察庁のデータでは４階建以上でも窓からの侵入は多く、エアコンの室外機や配管を足場に登ったり、屋上からベランダに降りるケースが報告されています。また、表の出入口や窓からの侵入が大半を占め、無施錠が原因となるケースも多くなっています。オートロックを過信せず、玄関ドアやベランダの窓はもちろん、トイレや浴室の窓もしっかりと施錠するように習慣づけましょう。ガラスを破って侵入される場合もあるため、窓用防犯フィルムや防犯ガラス、警報音が鳴る防犯グッズの設置も効果的ですね。

他にも、エレベーターや見通しの悪い駐車場など、マンションには気をつけたい場所があります。常に警戒心を持つよう心掛けましょう。

エレベーターは密室です。性犯罪やスリなどの被害に遭ってしまう危険性もあります。未然に防ぐためにも、乗る前にエントランスホールなど周囲を見回し、不審な人がいないかを確認しましょう。なるべく見知らぬ人と乗り合わせないことが重要です。エレベーターに乗ったら、操作盤近くで室内を見渡すように立つこと。緊急時には非常ボタンで外に知らせたり、最寄りの階を押して降りることができるので安心です。

マンション内の駐輪場は女性や小さなお子様も行き来する場所。しかし、夜は薄暗く人気が少ないため不安な思いをしたことはありませんか？人目の届きにくい駐輪場や駐車場はひったくりや性犯罪被害に遭う恐れもあります。最近では防犯カメラを設置しているマンションも増えましたが、必ず周囲を見回して不審な人がいないかを確認するように意識づけましょう。

車上荒らし対策として、車から離れるときは携帯電話やハンドバッグなどの貴重品は残して行かないこと。カーナビやETC装置に差し込んだままのカードも狙われやすいので注意をしましょう。また、自動車自体の盗難を防ぐためにもドアや窓の施錠は忘れずに！セコムでは万一盗難に遭った場合のために、屋外用携帯緊急通報システム「ココセコム」による愛車の位置検索サービスも提供していますのでご活用ください。